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  • 執筆者の写真源水会 仙台

山越え雪渓祭

更新日:2023年12月7日

2021.5.14-16

メンバー:齋藤、大見、田澤(記)

昨年より計画していた山越え釣行、このルートを熟知しているHさんに案内をして頂ける事となり、会員3名とHさんの4名で入山となった。当初計画では、下山地点の林道に車をデポする予定だったが、林道通行止めにより全工程を歩いて周回する事になった。

5/14、車止めで前乗りテン泊し、エノキ鍋で宴会。

いつも通りやり過ぎた翌朝は快晴。アプローチの沢を詰めて鞍部を目指す。

早々に雪渓が出てきて嫌な予感がする。まだ早かったのか!?

所々怪しい雪渓を幾つも乗り越す。本流が埋まっていないか不安になる。

最後の詰めは藪漕ぎ無し。

鞍部まで出て対面の沢を下降、こちらも怪しげな雪渓群に神経を使う。

本流が見えた。

本流下手を見ると早速雪渓、嫌な予感MAX。

天気は最高、悩んでも仕方が無いので本流を遡行する。

両岸が切り立った谷なので、予想通り雪渓祭りが始まる。

齋藤さん突き指!?痛そうです。

しばし遡行すると高さ20mを越すような大雪渓が谷を埋めていた。雪渓下からは滝のような轟き音が聞こえるし、迫力満点の巨大雪渓だった。写真では全く伝わらないのが残念。所々に穴が開いていて、雪渓を跨ぐのは見るからに危険。高巻きも難儀しそうな谷で、どちらが安全か悩ましかったが高巻きを選択。

シビアな巻きに1時間を要し、本流を再び遡行。緊張感もあり、既に疲労感満載。

魚が見えたので竿を出してみると、幾らでも釣れそうな雰囲気。

行程的にゆっくりもしていられないので、早々に竿を仕舞い再び遡行。

すぐに雪渓が現れる。

雪シロで増水しており、足を滑らせれば雪渓のトンネルに吸い込まれて脱出不可能。神経を使う遡行が続く。

主要な雪渓群を乗り越すと、小滝が続く美しい渓となった。

小滝を過ぎれば穏やかな渓相に。ここからテン場適地まで釣り上がる。

この日は肉体的、精神的(?)にも疲れていたので、予定よりも早くテン場とした。

道中でウド、シドケ、コシアブラ等の山菜が採れたので、山菜天ぷらに岩魚なめろう巻き、定番の岩魚鮨、岩魚アヒージョ、そして大見さん特製1kgモツ鍋で宴会スタート。

陽が暮れる前に齋藤さんと大見さんはテントの中へ。私とHさんは遅くまで暴飲し、酷い朝を迎える事になる。

翌朝、ラジオの電波が入らず天気が読めない。朝ラーメンに齋藤さん作&命名の「ナミダ巻き」を食べて、早めにテン場撤収し鞍部を目指して本流を遡行する。

早々に滝や雪渓が出てきたが、上部に行くにつれて沢が開けていく。

モヤがかかり、幻想的な風景に見惚れた。熊糞が多いのは仕方が無い。

家へのお土産をザックの隙間に詰めていく。

順調に高度を稼いでいくと、いよいよ源頭の雰囲気へ。

そして、最後の詰めへ。

この日も藪漕ぎ無しで鞍部まで出られた。下降予定の沢を目指す。

下降ルートも予定外の雪渓群。もうお腹いっぱいです。

沢を降ったら桜が出迎えてくれていた。

無事林道まで戻ると、安堵感からタンポポにも目を奪われる。こんなに綺麗だったかな。

1時間半林道を歩いて、車止め帰着。疲れました。

帰宅後、ウド天にビールを流し込むと、心地よい疲れに酒が染み渡った。


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