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  • 執筆者の写真源水会 仙台

憧れの聖地へ

更新日:2023年12月5日




メンバー:村上、齋藤、大見、田澤(記) 仲夏の候、山越え源流2泊釣行の計画が耳に入る。 体調を万全にすべく、釣行1週間前より酒を1/3に控えた。 結果は良好。当日の体調は絶好調、疲れる気がしない。 意気揚々と出発地点の登山口へ向かうと、同沢へ既に向かったと思われる関東ナンバーの車が1台止まっており、更に別で地元の単独フライマンが山に入る準備をしていた。 聞くと、地元の単独フライマンも源流2泊予定、年に3~4度来ているというから驚きだ。 今回は我々が予定している釣行ルートよりも下流域にテン場を設けるとの事で、お互いに気をつけようという事で別れ、それぞれ山に入る。


思った以上に足取りが軽い。酒を控えるとこんなにも調子が良くなるのか・・。 登り始めて2時間ほど、ようやく周囲の山々が見える高さとなり、その美しさに疲れよりも楽しさが勝る。ベテランのS氏は、酒が重そうで表情も芳しくない。酒を控えていない証だと思った。 同じくベテランの村上さんは100L程ありそうなザックを背負っているが、表情が軽い。 日頃の摂生も重要なのだろう。 大見さんは、毎日のランニング効果なのか、調子が良さそうだ。




登り始めて4時間半、越えるべき山の頂上に立つ。ニッコウキスゲやヒメサユリが咲き、景色も、空気も最高。山を見渡し、峠の深さを知る。



ここから沢下降約3時間を経て目的のテン場を目指す。 少々の藪漕ぎを経て沢伝いに下降すると、齋藤さんは途端に水を得た岩魚のように活性を取り戻す。早い。エラ呼吸でスルスルと岩場を下降して行く。性分と条件が合致した瞬間だと思った。 テン場へ到着し、少休憩。疲れはあるものの、夕食が必要だ。 荷物を軽くし、竿を持って、軽く岩魚を2、3匹・・・。 ・・あれ、釣れない。 上流で先行者2人組と出会う。登山口に置かれていた関東ナンバーの主との事で、岩魚は明日に持ち越しか・・と諦めかけていたが、そこはベテランの齋藤さんがしっかりと釣り上げてくれていた。1尾(笑)。 疲れもあったので、初日ではそれで充分と思った。 その後、日の入り1時間ほど前にテン場に戻り、しっかり宴会。 酒が疲れた身体に良い感じに効いて、深い眠りへ・・。



翌朝、普段はテンカラの私も気合が入り、餌釣りにて大岩魚を求めた。 午後から雨予報の為、上流の雲を見ながらの遡行となり、帰路の増水に警戒していた。 途中、この沢では有名な滝に出会う。写真で見るよりずっと迫力があり、釜が深いと思った。 写真撮影するが、周りの山が大きいのでやたらと小さく見える。 昨日出会った先行者はこの滝上までは行っていないという事なので、上流に期待をかけ高巻きをする・・・。 怖い恐い、、高所恐怖症の私は膝が震えて力が入らず、手だけで登る。 一旦はあまりの恐さに引き返そうとするも、齋藤さんの激励に応えて発奮。サポートも得ながら何とか高巻きできたのであった。


その後は、大岩魚とまでは言えないが、良型の岩魚が出てくれて、素晴らしい渓相と奥深い山々の景観に私は満足していた。 そうこうしている内に、上流に怪しい雲が・・・。 齋藤さんの「戻ろう」の言葉に異論は無かった。


まだ時間は早かったが昼にはテン場に戻り、早めにガソリン(酒)を入れた。 その1時間後、バタバタバタバタ・・!!大雨。 テン場まで後高さ50cmのところまで、あっという間に大増水。




大雨の中、テン場を高台にお引越し。ガソリンが効いていて何故か楽しい(笑)。 こんなにも増水が早い沢を目の当たりにした経験は、私は初めてだった。 もう少し釣り上がっていたならば、山の中腹で動けなくなるところだったという話をつまみにしながら、大自然の猛威を目の前に酒を飲み、岩魚を食べ、小さな焚き火を囲んで濡れた服を乾かす・・、楽しすぎて感動する。



翌朝、雨が上がり暑くなりそうな空気だ。 沢を見ると、不安になるほど夜中まで雨が降っていたはずなのに、驚くほど水が引いていた。 増えるのも早ければ、引くのも早い。 村上さんがテン場の前で糸を垂らすとすぐに良型の岩魚が飛び付く。 思わず笑みがこぼれる。 忙しい川だ。 この日は釣りには絶好な条件だったに違いないが、充分に楽しませてもらったテン場と沢に御礼をし、予定通り帰路に付く。 帰りは下降した沢を戻り、水浴びしながら沢登りを楽しんだ。 勿論、齋藤さんはまたも岩魚になっていたが、登山道に出ると釣られたカジカのようでおかしかった。



今回、無事にそして楽しい釣行となったのも、この素晴らしい仲間達のサポートのおかげであり、良い思い出となった。 また、今回の釣行でこの沢の増水を目の当りに出来た事は、今後の為に良い経験だった。 P.S 二日間、筋肉痛が取れませんでした。



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