2024お盆合宿 K川へ
齋藤、田澤、小倉(記)
虻のいないところを狙いS川に行ってきました。
当初別の沢から入る予定でしたが、台風の影響を考え山越えのルートにしました。
手を合わせたくなるような厳かな岩とお花の草原。
大好きな景色です。

思ったほど台風の影響はなく雨にも降られずかなり暑かったです…


お花畑や途中の沢に癒されながら目的地の山小屋に到着することが出来ました。

源水会の山行に初めて交ぜていただいたのが2年前のお盆、このK川でした。
その年も台風で、増水した流れの早い川は、ついて行くのがやっとで竿を出す余裕はありませんでした。
でも、ベテランのみなさんはバッチリ良い型の魚を釣ってくださり、その夜のイワナ尽くしフルコースは豪華で美味しくて驚きでした。
登山と沢登りから始めたお山遊びですが、山から魚、山菜、キノコをもらって料理して食べて飲んで…
と贅沢な沢泊宴の楽しさにすっかり虜になってしまいました。
その翌年にはアドバイスいただきテンカラ竿を購入し、沢泊山菜釣行に連れて行っていただきました。
テンカラ竿では1匹引っ掛かっただけでしたが、楽しくて美味しくて♪
今年は餌釣用の竿まで購入してしまいました。もちろん先輩方のアドバイスで決めました。今までは安い貰い物でした。
今回はその竿下ろしです。
登る前までは早く新しい竿を使ってみたくて釣る気満々だったのですが、「欲望(お酒とうまいもの)」のたっぷり詰まった重〜いザックを背負って、滝汗流して山越えし、小屋に着いてお疲れ様〜プシュ!っとしてしまったら…沢に降りる気力がなくなってしまいました。
他の皆さんもそうだったようで(良かった〜)
明日に備えて英気を養うことになりました。


魚は明日にしようと思えたのは、今夜のタンパク源は齋藤さんが持参してくれたイカとホルモンがあるということがかなり大きかったです。



山小屋のご飯とは思えない食材が並びます。
おいしすぎる…お酒が進みすぎてしまいました。
翌朝
チャーハンと味噌汁定食。クロモジ茶付き。


朝日は射しましたが出発時は霧雨。カッパを着て出発です。
二日酔いの身体に朝露が心地良い。
お花もキレイ。

なるべくポイントを荒らさないように沢を下ります。
この辺までで良いかと広場で休憩。
「少し釣り降ってみたら?」のお言葉に、いそいそとニューロッドを出し、仕掛けもアドバイスいただき、いざ!出発!
丁度枝沢との出合いもあり、新しい竿で釣れました!
なんか必死でよく覚えてないけど、小さいけど、3匹!
針を飲み込んでしまった1匹だけいただいて先輩たちのところに帰ると心配されていました。
すみません〜。
釣りは時間を歪ませます。
これはテンカラで先輩が釣ったイワナ。
良い型。

その後は先輩方と変わりバンコに教えていただきながら釣り上がります。
あれ?きてる?とグッと引くと…ばれる…
アムアム餌を食べるのを感じてからピッと合わせる。俗に言う「あわせ」を教えてもらう。難しい…
それでも新しい竿は川底を重りがさらってる感覚や、魚がアムアムしてる感覚が手に伝わってわかる!
「あたり」とはこういうことか。
何度かあわせてやっと「釣れた」のではなく、「釣る」ことが出来ました。
先輩方は良い型。
なぜ?私のはちび。しかも針を飲み込んでいる…
経験の差が…


今日の献立に必要なイワナの数を計算して、8匹だけいただいて竿をしまいます。
あ、上に木の枝がないからわたしのテンカラ竿振りたい!
とお願いして振ってみたものの空振り…
次回は絶対テンカラで釣るぞ!
ほぼヤブ漕ぎなしのお花畑を抜け小屋に戻ります。

小屋に戻って、あれ?まだこんな時間(お昼前)?
やはり時間の感覚がおかしい。
もう皆満足。
乾杯からの〜それぞれ飲みながら気ままに美味しいもの作り♪
楽しい♪美味しい♪
美味しく料理するからね


魚を捌くのも新米な私の刺身はぬるくなってしまいます。こちらも練習練習。
先輩がたは竿だけでなく包丁捌きもプロ級。
美味しい肴で美味しいお酒。
あれ?もうこんな時間!昼前から飲み始めたよね?
飲み過ぎているだけ?


締めは具沢山素麺



翌朝
良い天気です。雲海が見れました。

二日酔いです…
イワナあら汁を無理矢理食べて出発。しみる美味しさ。


快適な山小屋でのんびり二泊。クセになりそうです…
お世話になりました。
これを登らないと帰れない…
標高差600メートル…

まずは景気付け(中身は水です)

最高の天気と景色。
でもキツイ…休みながら。


雪渓涼しい。
例年よりかなり少ないらしいけどまだまだたくさん。
沢水は足をつけていられないほどキンキンの氷水だったわけです。


つぼみ甘くて美味しかった。

帰りたくない…
何度も振り返って

あっという間の、でものんびりな、時間の流れがおかしな至福の三日間でした。
釣りを教えてくれた全てのかたに、
釣り泊の楽しさを教えてくれた全てのかたに、
沢泊宴の楽しさを教えてくれた源水会の先輩方に、
みなさんに感謝です。
ほんとうにありがとうございます。
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