魚留の滝
記録: 大見 24.9.28〜30
9月は連続して台風の発生そして秋雨前線の停滞の予報で余り良い天気ではないが未踏の魚留の滝を目指し装備を整え隣県へ出発。
1日目:いつものお地蔵さんへ挨拶をし林道車止めに到着、シーズン当初だと草が生い茂り前も足元も見えない道だが、9月ともなると踏み跡がしっかりしており歩き易い。
廃道行き止まりから本流へ下る急斜面に生えるミズナラに目をやると、出始めの茶マイタケをのっけから授かる。ほどなくしてテン場到着後テント設営
薪の準備もして大休止。今晩は山形風芋煮マイタケ入り、マイタケ炊込みご飯の準備。ナイフが無い⁉自宅で準備していた時は有ったのにザックに入れるのを忘れていた。鍋の具材、米、行動食は間に合うのでイワナの刺身は諦める事に。
折角だから支流の沢に入り8寸程のイワナを釣るが泣く泣くリリース。
火を起こし夕飯を食べ適当な時間で就寝。



2日目:ずっと曇り時々雨の予報だったが、何故か朝から快晴で気持ちの良い青空。
前日の焚火の熾きから火を起こすとゆっくりと煙が川の下流へと流れる。
少し空気が冷たいが、この早朝の独特な雰囲気が心地いい。朝飯を食べ終え魚留滝へ目指し歩き出すとまずはF1の滝。
先週の大雨の影響で水量が多くテンカラは不発、左岸高巻き後に滝上へ降下する。
暫くⅤ字渓の渓相を歩きF2、ここは以前にも来たことが有るがここから先は未知の領域。
この滝は微妙に手掛かりや足掛かりあるが、いっぽ間違えると滝口に落ちて滝壺に捲かれそうだが何とか突破。
今度は開けた渓相になり気持ちの良い沢歩きとなりポイントに毛ばりを打つ。ポイントごとに魚が出て最大で尺1寸ほどの魚が出た。大分釣り歩いた先に左へ屈曲した沢は昼でも薄暗いゴルジュに魚留滝があった。一枚岩を長い年月の水流によりくり抜かれたトンネル状の滝は見たこともあるが、このような景観の滝は初めてだった。ここにも毛ばりを打つが8寸ほどで終わる。
暫く景色を堪能してテン場へ帰還。





3日目:今日も何故か朝から快晴、テン場裏は崖になっていて大きなミズナラが数本見える。
登ってみるとミズナラの足元に今度は出始めの黒マイタケを見つける。ザックに押し込み無事に車止めに到着。
予報に反する天気そしてイワナ達と魚留の滝まで行けて最高の今季ラスト釣行を終えた。

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