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  • 執筆者の写真源水会 仙台

晩秋、ブナの森でまったり沢泊

更新日:2023年8月19日




2019.11.3-4 メンバー:大見、田澤(記)

大見さんとは9月以来の沢登り、今年の沢泊はこれで最後か・・。

前回、少々?厳しい沢登りとなった2人は、〆は晩秋の山渓でのんびり過ごしたいという気持ちが一致していた為、詳細工程もゴールも決めずにスタート。

結果としては、

M沢~ピーク~N沢下降(泊)~O沢遡行~K滝上までの工程となった。

===

初日、M沢へ向かう道中で朝焼けが綺麗だった。




6:30頃、大見さんと合流してM沢入渓。

下の方は紅葉も終わりかけで、暫く遡行するとすっかり落葉が進んでいた。


1時間半ほど歩いたところでF1。

F1下は暫く伏流水となる為、下流から遡行してきた場合は、突如水と滝が現れるので驚く。

フェルト底に落ち葉が張り付いて滑るので慎重に右側に取り付く。登りきると2段目があり、濡れたくないのでこちらも右から巻くと、古い残置が4箇所あり、ワイヤーが巻かれていた。




滝上からは小滝が幾つか続き、ナメコを拾いながら遡行。とにかく水が綺麗。

まだ9時過ぎだというのにテン場を探し始める(酒が飲みたいだけ)。

なにせ、ゴールを決めていない沢登りなので、早くノンビリしたいのであった。しかし、行けどもテン場適地が見つからずに、いつのまにかM沢最初の1滴を口に含んでいた。美味しかった。





そこから少し藪を漕ぐとすぐに尾根に出た。

尾根の反対側にはY沢の谷が見え、来年以降の目標とした。時間はまだ11時前、早くテン場でのんびりしたい気持ちを抑えて、山頂でカップラーメンとコーヒータイム。作戦会議?の結果、N沢を下降して早々にテン場を探すことで意見一致。



山頂から鞍部まで降って、N沢下降点へ。

源頭の立派なブナ林を経て、沢に降り立つと早々になめこを授かる。

山頂から4、500mくらい下降して、テン場適地発見!なんの掛け声も無しに、無駄な動きも無くあっという間にテン場&宴会場が設営される。この2人で何度もやっているので、呼吸はぴったり?ではないでしょうか。

なめこ汁で暖まり、焼肉をつまんだりしながら、ガソリン注入。暗くなってきたころには、ベロンベロン。18時頃に


、星が綺麗・・・の言葉を残して、二人ともテントに入り就寝。






日が変わる前に、二人共起床。

再び薪をくべて、酒を飲む。見上げれば満点の星空に、ブナの枝が挿画となっていた。

大見さんが再び就寝した後も、暫く1人薪をくべて火を眺める。いつの間にか、生死について考えだしてしまい、うまく言えないが贅沢な時間を過ごした。再び寝たのは3時前頃だろうか。


夜明け前、強烈な冷え込みとなりシュラフの中で小さくなるも耐えられず、大見さん同様に6時頃起床。熾きで暖まり、なめこ汁の残りとウイスキーを投入し、9時過ぎまで談笑。



谷に陽が差して来た頃、テン場を撤収し再びN沢を下降。

M沢同様に透明度が高い。しばらく緩やかな沢を降るとF2(2段)が掛かる。落ち葉で滑るのと、手掛りの草木が少ないので慎重に滝の左側を降る。





更に30分ほど下降するとF1が掛かり、ここは懸垂下降とした。


そこから間もなくして、O沢合流点に出合う。紅葉も幾分見られる標高になった。



出合いからO沢を遡行するとすぐにK滝に出合う。

大見さんが滝上から懸垂下降したいと言うが、あまり気が進まない・・。結構怖いよね 笑

30m2本で足りるような気もするけど・・・、まぁ、ちょっとロープ持って上に行って見ましょうかって事になり、右岸から巻く。




支点候補から、滝下を覗く。ちょっとハングしているのが嫌らしい・・。

いやぁこれは、、って事で止めて大人しく来た巻き道を戻る。まだ昼前だったが、キノコを見ながらゆっくり山を降りる事とし、13時頃には下山。

のんびり計画でしたが、充実した沢歩きとなりました。しかし、どの沢も綺麗な水でした
















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