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  • 執筆者の写真源水会 仙台

長大な渓、源流を目指して

更新日:2023年8月20日



2019年7月13日~15日 メンバー:大見、田澤 (記) 恒例となった海の日3連休の山越え釣行。 AM2:30過ぎに大見さんが自宅に迎えに来てくれて(いつもすみません)、入山口にAM5:00前には着いた。 今日は釣りをする気もないので、小休憩を入れながらのらりくらりとテン場に向かうと所々で雪溜りがあり、昨年よりちょっと多いかなーなんて話しながら快調に高度を稼ぐとヒメサユリやニッコウキスゲに出会う。

越えるべき山頂まで4時間半ほどだった。気温があまり高くなかったからか、昨年に比べると汗だくにならずにあっさり着いた。

ここから支流を下降して本流へ。

急いだ訳でもなかったが、本流のテン場まで3時間もかからなかった。

あれー、正味7時間くらいで着くんだっけ??こんなに近かったかな??と、二人で顔を見合わせる。

予報に反して天気は好転し、テン場前の川原で明るいうちから酒を飲み、その後22時まで呑み続けて意識を失った。

翌朝、二日酔いでいつまでも寝袋に閉じこもっていたら、大見さんに起こされた。(すみません)

昨晩のキムチ鍋の残りにカレールーと米を入れてカレーリゾット風で朝食を済ませ、源流へ向かうべく仕度する。

小雨が降っており、一昨年の濁流が脳裏に焼き付いていてやや心配になるが、源流に行きたい気持ちが勝り上流に向かう。

早々にこの川では有名な滝に出合うが、今日の2人にとっては通過点に過ぎないので釣りもそこそこに高巻きして上流に向かう。

しばし遡行すると雪渓が出てきて、迫力満点の渓に2人は歓喜する。


これって、くぐったらダメだよね?でも仕方ないよね?とか言いながらとにかく進む。

少し竿を出すと、すぐに良型の岩魚が掛かるが今回の釣行では岩魚は全てリリース。源流に行ければ岩魚無き宴会で構わなかった。


ここから更に遡行すると、二俣の手前でこの長大な渓が川幅2mになる場所があり感動する。


二俣を過ぎれば渓は廊下状になり、その奥に小滝の淵があり、40上くらいが2匹、50上だろうかというのが1匹泳いでいるのが見えた。

大見さんがドバミミズを流すと、その内の1匹が掛かる。この岩魚が今回一番大きかったと思うが、この淵ではその後に餌を流す事はなかった。1匹掛ければ十分、これもリリースして来年の楽しみに取っておいた。

この先で渓は更に二俣になり、その先の滝を越えようと思ったが、雪解けキンキンのシャワークライミングで途中まで取り付くも心が折れて敗退。ここで引き返す事とした。

帰路に有名な滝を大見さんが上から撮影、夕方明るい内にテン場に戻ると石に炭で書かれた渓友のメモが残されていた。

びしょ濡れの服を焚火で乾かし、夜飯の仕度をし、疲れた身体に目一杯の酒を流し込み夜は更けた。

充実感と楽しかった山旅が終わってしまう喪失感と、何とも微妙な気持ちで焚火を眺めていた。

記憶が無くなるほど呑んだ翌朝は、前日以上に酷い朝を迎え、またも寝袋でウダウダ。

起きると大見さんが朝食の仕度を済ませて待っていてくれた。(毎度すみません)

コーヒーを飲みしばしまったりした後、テン場を撤収し、下降した沢を登り返して山頂経由で下山。

ん~、またすぐにでも行きたくなる素晴らしい渓・・・!!、大見さん、お疲れ様でした!&お世話になりました!


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