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雪渓祭(修行)

  • 執筆者の写真: 源水会 仙台
    源水会 仙台
  • 2023年5月29日
  • 読了時間: 4分

更新日:2023年12月7日

2023.5.27-28 齋藤、大見、田澤 (記)


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一昨年の5月中旬、雪渓処理で難儀した沢へ再訪。6月になると藪が酷そうだし、雪渓が溶けていることを願って5/27-28の釣行とした。

ここ最近喉の調子が悪く、小さい頃に祖母が喉を痛めた時に飲ませてくれたシドケ茶を飲んで過ごしていた。これが修行の予兆だったとは、この時は知る由もなく、、。

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薬草 シドケ茶

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釣行2日前の5/25夜、自宅の諸々トラブルで新潟から車を飛ばして帰宅。翌朝方までトラブル処理で、ほぼ寝ずに5/26の朝から250人規模の集団登山に参加。この後、諸々の釣行準備をし、入山口にある山小屋に齋藤さんと着いたのが21時頃。大見さんは朝に合流とのことだった。睡眠不足もあり、23時過ぎには就寝し、翌朝を迎えた。大見さんが予定通り5:30に到着し仕度をしていると、何やら喉に違和感。倦怠感もあったが酒のせいか分からなかったので、そのまま出発。天気は最高。

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尾根を越すために小沢を詰めて行くと、早速雪渓が現れてイヤな予感しかない。

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どこもかしこもウドだらけで、沢沿いだけで数百本は視界に入る。コシアブラやシドケ、タカドもかなりあったがテン場で食べる分だけを回収して進む。

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余裕みたいです!?

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この時はまだ私もカラ元気の余裕があり、難なく鞍部まで詰めた。

鞍部前、余裕ですね!?

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鞍部を越して対面の小沢を本流まで降る。岩魚は沢山いるが、警戒心が薄いようだ。

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この小沢は本流と魚止め級の滝で出合う為に本流からの遡上は無さそうだが、この沢で増えた岩魚は本流にも下降するだろうから種沢になっていると思われる。あっという間に本流まで降ってきた。

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本流は一昨年より確実に雪が少ない感じだが、中途半端に残っていそうで、不安になる。

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少し竿を出すと、すぐに岩魚が飛びついた。しかし、濁り水なのが気になる。

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その後はイヤらしい雪渓群がひたすら続くことに。

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真ん中にズルっといったらやばそう。

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ここは一昨年に大雪渓があった場所だが、半分以上崩れていたので助かった。でも、ここ歩いて大丈夫かぁ〜とか言いながらソロリソロリ。

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そしてついに、、。上も下も行きたくない雪渓出現。

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中を覗くとしぶきが上がっていて、滝があるようだ。

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満場一致で巻きを選択。少し戻ってズル斜面の急勾配を登る。

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巻き後、釣り上がる。この辺で体調不良を確信。

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齋藤さんが雪渓に乗り上げた瞬間に、ドーンと音を立てて崩れた。

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クラックばっかりで、神経使います。

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雪崩れハゲを一通り抜けて、ようやく雪渓群から脱出。

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テン場までのんびり釣りを楽しむ。みなさん暑そうにしてるが、こちらは悪寒でカッパを着る。

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何だか滝を越すのにモゾモゾと彷徨いている。竿を畳めばいいのにと思ったら、、、

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ここしかないという足場に卵が。

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やむなしなので、滝側を無理やりヘツリながら越す。

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ほどなくして、前回テン場に到着。テン場脇にもウドやらタカドやら沢山生えている。

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大変申し訳なかったが、具合が悪過ぎて調理をする気力がなく、揚げ物少しとキムチ鍋、漬け丼などで済ませる。

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酢飯で岩魚ナメロウ巻き。

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多少酒は飲んだが、電池切れ寸前。適当なアテで済ます。

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岩魚骨酒、最後にライターでブワッと。ほぼ、これでキマッた。

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そして、薬を飲んで一番乗りで就寝。初めて!?じゃないだろうか。蚊帳に潜ったら、起きろと聞こえた気がしたが、聞こえないふり 笑

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翌朝、ポツポツと雨が落ちていたが、持ちそうな空。久しぶりの睡眠確保で回復したような気がしたが、この後どんどん悪化するのであった。

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朝飯はクロモジティーに調子乗ってウイスキー知多割り。コーヒーにも割りで入れたりして調子に乗ってみる。

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コシアブラご飯は具合が悪くても美味しいと思えた。

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まったりしてからテン場撤収し、岩魚ウォッチングしながら、沢を詰めていく。

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ここは巻きで。

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ひたすら詰めていく。

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胎内潜り的な。大見さんは前回同様にくぐる。

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抜けた後に、生まれ変わったーとか聞こえた気がしたが、構わず進む。

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不思議とウドもあり過ぎると全く採る気になれない。

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源頭が近づいてきた。ここまで、岩魚確認。

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更に登って、砂が白くなってからは岩魚が見えなくなった。源頭の澄んだ水が美味しい。

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柱状ブロック。

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花にも興味があります!?

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そしていよいよ、、

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水線が切れる。前回はこの辺りは雪の上を歩いたが、仕方がない。

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そして、最後の詰め。花にも目を向けるほど精神的に参ってるのか、膝もガタガタいって、泣きそうになりながら鞍部に乗る。

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鞍部から、下降予定の沢まで斜面を降る。足に力が入らないので慎重に。転げたらどこまでも行っちゃいそう。

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帰りの沢下降は本当に長く感じた。なんでもないところで転んで出血はするし、もう歩けないか!?と心折れそうになりながら、黙々と降る。降りも雪渓、、お腹いっぱいです。

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修行感満載だったが、何とか車止め帰着。帰宅後、イブくさい洗濯を一通り済ませてから布団に潜り幸せを感じた。

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